君との距離、2歩分。



「…あ、七世呼んでこよーか?」



陽大くんの何気ない一言。

普段ならありがたいところだけど今日は全然嬉しくない。




「…いや!!呼ばないで!!」

「……?七世とまた喧嘩?」


「け、喧嘩っていうか…すれ違いっていうか…」


「すれ違い?何で?」



私の不自然な態度に不思議そうな表情の陽大くん。



私はただ苦笑いを返すことしか出来なかった。





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