君との距離、2歩分。



七世の推薦を渋るような言葉にホッとする私。


七世に振られたのに、まだ好きな私はかなり諦めの悪い女。



―…でも大好きなんだもん。



簡単に推薦とかで離れる訳にはいかないんだから!!



だって仮に七世がサッカー推薦で遠くに行っちゃったらすごくモテるはず。



いや、モテないはずがない。


七世は普通にしててもかっこいいけど、サッカーしてるともっとかっこいいもん。



「…面接とか面倒くさいしね!」



慌てて言葉を付け足す私を見てニヤリと笑った七世。


「小夏、オレに行ってほしくないんでしょ!?」





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