君との距離、2歩分。



無意識のうちに小夏の細い肩に伸びるオレの腕。



「―…なな……」



そして、そのまま。


優しく、強く。


小夏を後ろから抱きしめた。



「――…七世////!?」



ごめん、小夏。


オレは意志が弱い。



『小夏と同じ高校に行く』って言葉にしたのに。


約束したようなものなのに。



小夏とサッカーの間で揺れてる。



………ごめん。



約束、守りたいけど


守れそうにない。





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