君との距離、2歩分。



「…だだだだ…誰!?」



「動揺しすぎ。超かみまくりじゃん。」



「そんなのオレ聞いてないよ?」



「だって七世には言ってないもん。」







そんなの本人だから言える訳ないじゃん。






告る勇気があったら、とっくの昔に告ってるっつーの。






「…オレの知ってるヤツ?」



「さぁ?誰だろうねぇ?」






七世があまりにも鈍いから




少し意地悪をしてしまった。







年上のくせに、相変わらず大人気ない私。






七世にいつまでも告白出来ないのは、この可愛くない性格も理由の一つなのかもしれない。









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