君との距離、2歩分。



目の前の可愛い子が七世の彼女になれた理由がわかる気がする。


素直で自分の気持ちに嘘をつかない千波留ちゃん。


私とはいろんな意味で正反対だ。



「……もしかして七世と何かあったんですか?」


「…うん。フラれた。」



自分の言葉で自分が傷付く。


フラれたのはわかってたけど、言葉にするとやっぱきついな……



「違いますよ!七世の好きな人って中原先輩ですよ!!」


「優しいフォローありがとう。」


千波留ちゃんの気を使ったフォローが私には痛い。


可愛いうえに優しいって…モテるはずだ。




.
< 240 / 327 >

この作品をシェア

pagetop