君との距離、2歩分。
オレは小夏の幸せそうな寝息を聞きながら、また小夏の隣に腰を下ろした。
すると、小夏の肩が揺れてオレの肩にかかる重み。
小夏の柔らかい髪がオレの左頬を優しくくすぐる。
…コイツの頭、脳みそ入ってんのか?と思ってしまうくらいの肩にのった小さな頭。
横目で確認した小夏の顔は、うっすらと微笑みを浮かべている。
その顔が、可愛くて。
指先でそっと触れた肌は白くて、柔らかい。
まるでこの空間が自分の部屋ではないんじゃないかと錯覚させる程の小夏の威力がすごいと思った。
―…でも、やべ。
こんな体勢だからか?
何か理性飛びそう……
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