君との距離、2歩分。
七世は、ニヤリと笑うと私の方へ近付いて来て
私の頭に片手をのせた。
そして、嬉しそうに
「…ふーん♪小夏、千波留ちゃんに焼いてんの?」
と楽しそうに私をからかう。
いきなり図星をつかれて
「なっ…私が年下の女の子に焼くわけないじゃん!!」
かなり動揺してるのがバレバレの言い方。
声も少し裏返ってしまった。
「誰も七世なんか相手にしないし!どうせ女友達でしょ!!」
「もしかしたら明日には彼女になってるかもよ?どっかの誰かさんとは違って可愛いから♪」
ムスッとした顔で七世が言い返してきた。
本当に可愛くないから反論することが出来ない私。