君との距離、2歩分。
次の日の放課後。
その日の朝も七世と口喧嘩をしてしまった。
本当に可愛いくないなぁ…
このままじゃ本気で
七世が千波留ちゃんと付き合っちゃうかも…
でも、どうしたら素直になれるんだろ。
そんなことを考えながら、いつもと同じ場所で七世を待っていた。
―…七世、遅い。
たまにあるんだよね…
私を待たせたまま
友達と野球して遊んでるっていうパターン。
もしかして今日も野球して遊んでるのかな?
そう思い、携帯を取り出した時…
「―……中原先輩?」