君との距離、2歩分。
七世Side
『―…知るかよ。オレだってお前なんか、姉貴だと思ってねーし!』
あれから、4日。
とうとうタイムリミットが明日になってしまった。
ヘタレの領域なんか、もうとっくの昔に余裕で越えてる。
むしろ、最低な男。
好きな女に逆ギレされたのがショックで、逆ギレ仕返すなんて。
オレはガキかっつーの。
まぁ…実際、小夏から見たらまだまだガキなんだけど!
生活必需品だけが無くなった部屋で、オレはひとり悶えていた。
さっきから部屋の中をうろうろしたり、ベッドに倒れ込んだりの繰り返し。
どーしても、小夏の泣き顔が頭から離れない。
あー…面倒くせぇ…
小夏は今、何してんのかな……
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