君との距離、2歩分。



後ろから声を掛けられて振り向くと




そこには、私の知らない男の子。





あっちは私のこと知ってるみたいだけど……




私には全く覚えがない。






「…え…えっと…悪いけど…名前……?」



「あ!何かすいません。超迷惑ですよね。」



「や。全然そんなことないよ?」



「オレ、七世の友達の水沢陽大っていいます。」



「あ、そうなんだ!よろしくー」






…だから私のこと知ってたんだ。





七世の友達なら合点があう。






…ってか





七世も可愛いけど






陽大くん…中学生らしさが出てて可愛いー♪







七世とはまた違った可愛さを持ってるなー…








目の前の陽大くんを見つめながら、そんなことを思っていた。










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