君との距離、2歩分。



「…だって今日、エイプリルフールだし?」


「………………」


「……七世?」


「―…ふざけんな。」



ずっと黙っていたオレは、とうとう口を開いた。



「くだらねぇ嘘つくな。」



そんなオレの言葉に、小夏の表情が固まる。



「……なな、せ?」


「オレ、帰るから。」



そのまま、オレは小夏の前を通りすぎる。



―…オレ、騙されたのかよ。


だっせーな……


ドッキリをマジで考えちゃったとか、笑えねーっつの。




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