君との距離、2歩分。
境界線
小夏Side
「―…小夏!お母さん、行ってくるからねー」
お母さんの階段の下から叫ぶ声がする。
「……んー…」
その声に返事をしながら、薄目を開けた。
…現在、12時半。
あ…そっか。
今日って、七世が行っちゃう日だっけ。
だからお母さんがバタバタしてるのかも…
それだけ思うと、私は寝返りをうった。
……今日は、1日家にいよう…
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