君との距離、2歩分。
学校に着くと、メグちゃんに会った。
「小夏、おはよー…ってカバンは?まさか忘れたとか言わないよね?」
カバンを持たずに手ぶらで登校する私を見て、驚いた様子のメグちゃん。
あの時、カバンを置いたまま来てしまったことに、学校に着いてから気付いた。
―…もう最悪。
このまま帰っちゃおうかな…
落ち込む私を
「でも今日って文化祭の色々なこと決めたりするだけだし、たいした授業ないよ♪」
って一生懸命フォローしてくれるメグちゃん。
なので筆記用具はメグちゃんから
教科書等は他のクラスの友達から借りることにした。