君との距離、2歩分。
ちょうど、チャイムが鳴った。
ぎりぎりで、遅刻ではないみたい。
チャイムの音を聞いた七世は、満面の笑みを浮かべて
「すげぇな!さすがオレじゃねぇ?」
って嬉しそう。
小さい時から変わらない笑顔。
笑うとえくぼが出来る可愛い笑顔。
この顔が大好きなの。
でも、素直じゃない私は
「私のおかげだよ!!七世があのままノロノロ走ってたら完全に遅刻だったね。」
と反論。
すると七世は、ムスッて拗ねた顔になった。