君との距離、2歩分。



長い廊下の先に、中学校の制服の子を見つけた。




高校生に混じっているからかなり目立ってるけど




あれは、間違いなく七世だ。







「……な…七世――!!」





勇気を振りしぼって、七世の名前を叫ぶ。






その声に振り返った後ろ姿は―…







「……………え……?」







―――何で…?












何で…陽大くんなの?











< 52 / 327 >

この作品をシェア

pagetop