君との距離、2歩分。



私が教室に戻った頃にはもう授業が始まっていて、みんなが文化祭の出し物について話し合っていた。





自分の席について腰を下ろすと、メグちゃんが話しかけてきた。




「小夏、どうだった?」



「あー…七世の友達が届けてくれたみたい…」



「え!?七世くんじゃなかったってこと?」



「うん…」





メグちゃんは、満足のいかない顔で




「あ、うちのクラス迷路になりそうだよ。」





って教えてくれた。










< 54 / 327 >

この作品をシェア

pagetop