君との距離、2歩分。



「メーグー!!」




本多先輩が行ったと思った途端に聞こえて来た声。




本多先輩と同じくらいの大量のゴミを抱えている二人の女子だった。





その様子をただ見ていたオレに一人の方が気付いた。



「ねぇ…あの中学生…小夏の幼なじみの子じゃない?」



「二ケツの子?可愛いー♪」





…オレ、小夏のせいで結構有名になってんの?




しかも二ケツの子って…




北川七世ってちゃんとした名前があるんですけど…





そう思いながら携帯に視線を戻した時―…






「狙っちゃだめだよー?だって小夏の好きな人じゃん。」







―――…はい?









< 61 / 327 >

この作品をシェア

pagetop