君との距離、2歩分。



その後の時間は、全部の授業に出席した。




必死に黒板の板書を写すけど、小夏のことばっかり考えてたから誤字がかなり多かった。







―…そして昼休み。





オレの携帯が鳴った。




「電話?」



「や、メール。」




送信者は、千波留ちゃん。



「あ、千波留ちゃんかぁ♪」



隣で陽大がニヤニヤしながら携帯を覗き込んで来る。


「勝手に見んじゃねーよ。」



そう言い陽大の頭をコツンと叩いて、返信を始める。



千波留ちゃんからのメールの内容は



『昨日楽しかったね♪また遊んでね(^-^)v』




だったので




『ねー、相談乗ってくんない?』



と返信。




小夏のことは、やっぱり女子に聞いてみるのが正しいだろ。








< 64 / 327 >

この作品をシェア

pagetop