君との距離、2歩分。



手紙には、書き殴った字で


『小夏ちゃんのお手伝いをするように!お土産買って来るからね(*^^*)』




というどうでもいい内容しか書いてなかった。




…こうなったら腹くくって小夏ん家に行くしかねぇよな。




勇気を振りしぼり、小夏の家のチャイムを押した。





「はーい。」



「…オレ。」



「七世?ちょっと待ってね。」






―…小夏…





何か普通っぽくなかった?



声や態度に怒りが感じられなかったよな?










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