君との距離、2歩分。
恋と君と告白と
小夏Side
「―…出来たぁー!!」
その言葉とともにクラス中から沸き上がる歓声。
隣のメグちゃんも嬉しそうに拍手している。
目の前には、完成した迷路。
「これで明日の文化祭は優勝出来そうだね!」
隣にいるメグちゃんにそう話し掛けた。
メグちゃんは
「優勝したら食堂の食券一年分だもんねー♪これは優勝出来るっしょ!」
と言いながら、完成した迷路を眺めている。