君との距離、2歩分。
打ち上げで来たカラオケボックスの中。
「小夏!小夏!いいこと聞いちゃった!!」
目を輝かせたメグちゃんが私の腕を引っ張る。
「いいこと?何?何?」
持っていた歌本を置いて、メグちゃんの話に耳を傾けた。
メグちゃんはニコッと微笑むと
「明日、告白のチャンスだよ!」
って私の頬をペチペチと叩く。
「―…はぁ?無理無理!!」
「大丈夫だって♪明日なら上手くいくよ!」
メグちゃんの自信に満ち溢れた態度には裏がありそう。