恋哀
このころのあたしは人のことを考える余裕なんてなかったんだ。
人の異変にきづけなかったんだ。
ごめんね?
こんなにも辛いおもいをしてたなんて…。


「ごめんな?」
「ううん!いいよ…。それより…。さえに怒られないかな?」
「いないし(笑)いわない限り大丈夫じゃねぇの?(笑)」
「そっか(笑)」
「んぢゃぁ、また明日!」
「うん!明日ね!」



―バタン―

「うっわぁ…………。」
嬉しくて嬉しくて仕方なかった。
かなり、変仔だったと思う…。
家に誰もいなくてよかったぁ…。

あたしは自分の部屋に戻った。
ベットの上でバタバタしながら枕を抱いていた…。
拓斗…。
あたし、嬉しいよ。
でも悲しいよ…。
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