ボクの歌姫






「わ、笑わないでね?」



「おう、笑わない。」




山科さんは静かに目を閉じて、スウっと息を吸って歌い出した。



「♪~♪~♪」




キミが雨に濡れて凍えているなら

ボクは雨を乾かす風になる


キミが暗い夜道に怯えているなら

ボクは足元照らす月になる


どんなに離れても

いつだってそばにいるよ


愛しい My sweet lover






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