ボクの歌姫





私たちは公園のベンチに座って、肉まんを食べ始めた。




「あふっ。へほ、おいひい!」



熱々の肉まんを勢いよく頬張ったせいで
上手く話せていない私を見て



「ふ…そんな慌てなくても肉まんは逃げてかねーぞ?」



と、笑斗くんがおかしそうに笑いながら
肉まんを口に入れた。







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