ボクの歌姫
「ねぇねぇ山科さん、姫歌って呼んでいいー?
あ、私は真央だよ~♪」
「あ、うん…よろしく。」
「はいはい次俺!
ひめちゃん、何で東京からわざわざこんな田舎に越して来たん?」
「それはえーっと…」
「てかさうちらとお昼食べよーよ!」
「あ!ずりーぞ女子!」
「あのー…」
昼休み、購買で昼飯を買って教室に戻ってみると
山科さんの席の周りに人集りが出来ていた。
俺の席、完璧に占領されてるな。
仕方ねぇ…屋上でも行くか。