彼は、魔法使い
それに、奈々ちゃんが喜ぶ。


「カットだけでも良いです。芹香さんがしてくれるなら」

「ありがとう。ご希望は?」

「もちろん。芹香さんのお任せで」


その言葉に、あたしは「了解」と答えた。


そして、奈々ちゃんにケープをつける。


「結構、切っちゃっても大丈夫?」


流石に痛み過ぎて、5センチ、、、


いや、15センチ以上は切らないとダメだ。


「はい。芹香さんにカットとかカラーをして貰って、気に入らなかったことないんで、、、。だから、芹香さんが思うように切って下さい」


その言葉を聞き、あたしの顔には笑みが浮ぶ。


そして、あたしは奈々ちゃんの髪にハサミを入れた。

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