彼は、魔法使い
そして奈々ちゃんと一緒に、奈々ちゃんの家を出る。


駅に向う途中、また思い出の場所を通る。


「なんか、ここにおじさんのお店がないと、変な感じしません?」


奈々ちゃんが、あたしに尋ねる。


「そう、、、だね」

「おじさんがお店手放した理由が理由だったから、「俺は何も言えない」って、來都、言ってました」


それは來都だけじゃなく、伊織もあたしも同じだ。


お父さんがお店を手放したのは、お母さんの多額の手術代が必要だったから、、、


まぁ、そのおかげで、、、


今も、お母さんは元気に生きている。


お店を手放したのは、仕方なかったけど、、、


やっぱり、お父さんにはトップスタイリストで居て欲しかった、かな?

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