彼は、魔法使い
そして、あたしが持ってきた飲み物に口をつける。


「ってことで、俺のカットとカラーよろしく」

「それとこれと、何が関係あるの?」

「中途半端な気持ちの奴に、カット頼めるかよ」


どんな理由だよ。


てか、カットしてもらう気満々だろ!


全く、來都の奴は、、、


あたしは立ち上がり、奈々ちゃんの家に行った時に持って行った商売道具を持ってくる。


床に新聞紙を敷き、來都の首にケープを巻く。


「失敗すんなよ」

「誰にモノ言ってんのよ」


2人で笑い会う。


來都の髪質、量、、、


全部、ちゃんとわかってる。

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