彼は、魔法使い
次の日。


あたしはいつもより早く、部屋を出た。


そして、隣の部屋に寄る。


~♪~♪~♪~


部屋のチャイムを鳴らしてみるが、中々ドアを開けてくれない。


だから、、、


「直樹さ~ん」


あたしはドア越しに、直樹さんのことを呼ぶ。


そして彼の名前を何度か呼んだ時、やっと部屋のドアが開いた。


「なんだよ」

「今日行く所があるんで、それが終わってからお店に出ます」


電話で済まそうと思ったが、直接言った方が早いと思った。


「はぁ?昨日のうちに言っとけよな」

「すいません。じゃ、そういうことで、よろしくお願いします」

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