彼は、魔法使い
周りは、驚いたような顔をしている。


「とりあえず昨日約束したんだから、カラーしろよ」


來都はそう言うと、セットイスに座る。


「、、、今の話、どこまでが本当?芹香ちゃん」


省吾さんに聞かれる。


どこまでって言うか、、、


「、、、全部?」


そう言い、苦笑いをする。


「え!?芹香ちゃん、スタイリストだったの?」

「一応、、、免許は」

「そう、なんだ」


瑞穂さんは、まだ驚いたような顔をしている。


「アシスタントの芹香さ~ん。早くして下さ~い」


來都がバカにしたように言う。

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