彼は、魔法使い
てか、ここでカラーすんの?


「あ、これ。ホワイトアッシュのカラー剤です」


奈々ちゃんが、ご丁寧にあたしに渡してくる。


「瑞穂さん。教えてもらっても良いですか?」

「あ、うん」


あたしは瑞穂さんに用具の場所を聞き、準備する。


、、、帰らないの?


準備を終えても、誰も帰ろうとしない。


「あの、、、帰らないんですか?」

「來都のカット、お前がやったの?」


なのに、逆に聞き返される。


「もちろん、芹香さんですよ。ですよね?」


それに、奈々ちゃんが答える。


余計なことを、、、

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