彼は、魔法使い
これって、一応謝って置くべき?


「、、、すいません?」

「お前は、何に対して謝ってるわけ」


何に対してって、、、


「、、、黙ってた、から?」


それに直樹さんは、ため息を付く。


「なんで、スタイリストを辞めたんだ」


え、、、


そこから話すの?


「それは、、、わからなくなったから」

「何が」

「どうして、スタイリストになったのか」


自分のペースで1つずつ話そうと思っていたのに、直樹さんのペースにされる。


「來都のカットをしたのは、お前なのか」


さっきも聞いたことを、再度確認するように聞く。

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