彼は、魔法使い
だって、あたしがして来たことは、、、


あたしが目指していた、スタイリストとは違ったから、、、


「來都のカットやカラーを見ても、文句のつけようがないと思ったが」


直樹さんの言葉は、とても嬉しい。


だけど、、、


今のままじゃ、嫌な自分も居る。


もっと、もっと、、、


「スタイリスト」として、ちゃんとした技術を身に付けたい。


「もう1度、1から始めたい、です」


あたしは、直樹さんに自分の気持ちをぶつける。


カットはもちろん、カラーやパーマーもいろんな人の技術を盗みたい。


あたしには、ちゃんとした"アシスタント"時代がなかったから、、、

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