彼は、魔法使い
次々と賞が発表された。


どうやら、省吾さんは審査員賞だった。


最後の賞が発表され、鳴海さんの一言でやっと締めくくった。


何もしてないけど、疲れた。


ステージから下り、あたしは早々と着替えを済ませる。


衣装返しに行かないと、そう思い、もう1度、控え室へと向う。


「あの、これ」


あたしは控え室に居た、瑞穂ちゃんに衣装を手渡す。


「芹香ちゃん」


すると、誰かに名前を呼ばれた。


振り返ると、鳴海さんが居た。


「オーナー」


誰かが、言う。


、、、オーナー?

< 22 / 343 >

この作品をシェア

pagetop