彼は、魔法使い
だって、美容院=美容師でしょ?


なら、美容師(スタイリスト)を辞めたあたしが、出来ることなんて、、、


「レセプション」

「、、、レセプション?」

「あぁ。うちの店には、美容師を目指す奴は余るほど居るが、レセプションが中々見つからなくてな?こっちとしても、困ってたんだよ」


、、、そう、なんですか。


「だから、どうかな?芹香ちゃんの希望は、通ってると思うけど?」


、、、確かに。


別にやりたいことが、あるわけでもないし、、、


それに、働かなきゃ食べていけないわけで、、、


うん、断る理由がない。


「よろしくお願いします」

「なら、決まりだな」


鳴海さんは、笑った。

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