彼は、魔法使い
「ごめん。、、、ユイ」

「謝らないでよ。あたし、、、今、凄く嬉しいの。芹香と同じステージに立てることが」


その、ユイの言葉に嘘はないのだろう。


「アランとの約束は聞いた。だけど、、、あたしは負けるつもりなんてないから」

「それって、宣誓布告って奴?」

「そう、取って貰って構わない。あたしだって、芹香の実力は知ってる。だけど、、、芹香よりあたしの方が、スタイリストとしては、上」


そして、ユイは真っ直ぐと宣言する。


「勝つのは、あたし」


あたしは1番敵に回したくない人を、敵に回してしまったのかもしれない。


「じゃ、また後で」


ユイはそう言うと、その場を後にした。

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