彼は、魔法使い
、、、何これ。


今日だけの予約だというのに、1、2、3、、、


って、何件の予約が入ってるのよ。


「とりあえず、時間と担当する、スタイリスト。そのお客さんの名前だけは、把握しておいて」

「は、はい」

「じゃ、そろそろミーティングの時間だから、フロアに戻ろう」


そして、スタッフルームを後にした。


フロアに戻ると、先ほどのカットマネキンたちは片付けられていた。


「ミーティング始めるぞ」


あたし達がスタッフルームを出てきたのを見計らい、あの男が言う。


「あの人。さっき芹香に見せた直樹さんで、うちの店長」


志麻さんが、あたしに耳打ちをする。


、、、げ。


あいつ、ここの店長?

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