彼は、魔法使い
それに、直樹さんはため息をつく。


「悟(さとる)~」


そして、誰かの名前を呼ぶ。


「なんだよ、直樹。俺は、今片付け中だっつうの」


そう文句も言いながらも、こっちにやって来る。


「お前の女すげぇ、うぜぇんだけど」


お前の女?


直樹さんの言葉を聞いて、頬を赤らめる志麻さん。


、、、そういうこと。


「また志麻と喧嘩してたのかよ、直樹」


悟さんは、呆れたように言う。


「喧嘩じゃねぇよ。志麻が突っかかって来んだよ」


どっちもどっちだと、思うんですけど、、、

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