彼は、魔法使い
「それじゃ、あたしが悪いみたいじゃん」

「俺は悪い奴のことを「悪い」って、言っただけじゃねぇか」


直樹さんの言い分もわかるが、大人気ない。


って、元後言えば、あたしが原因でこうなったんだっけ?


なら、あたしが何とかするべき?


「お前らこんなとこでサボってねぇで、自分たちのアシスタントの指導しろ」


省吾さんの言葉で、みんな渋々散らかる。


気付けば、朝お店に来た時のように、カットマネキンが準備されていた。


、、、そっか。


アシスタントの指導も仕事のうち、だもんね。


営業を終えても、お店で仕事をしなきゃいけないなんて大変だな。


なんて、人ごとのように考えていた。

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