彼は、魔法使い
だけど、時間が時間だし、、、


「、、、この時間に行ったら、迷惑、、、ですよね?」

「あぁ、だろうな」


そして、また扉を閉めようとする。


だから、閉めないでよ!


あたしは、もう1度ドアを掴む。


「なんだよ」


直樹さんは、さっきと同じように顔を顰める。


「お店の鍵、持ってますよね?」


この人、店長だし。


店長なら、普通持っているはず、、、


「持ってるけど」

「貸して下さい。鍵取りに行ったら、返しに来るんで」

「あぁ、もう店に入れねぇぞ?」


、、、へ?

< 67 / 343 >

この作品をシェア

pagetop