彼は、魔法使い
「おはようございます」


まだ、タオルケットに包まりながら言う。


「2度寝すんなよ」

「起きます、起きます」


本当はまだ寝ていたかったけど、仕方なく起き上がる。


そういえば、家の鍵がなくて、、、


直樹さんが偶然、あたしの部屋の隣の住人で、、、


あ、泊めてもらったんだ。


「洗面所、借りても良いですか?」

「どーぞ」


そう言って、あたしにタオルを渡す。


「どーもです」


一言お礼を言い、あたしは洗面所へと向った。

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