絶対に好きじゃない!!!!!!!!〜大っ嫌いなアイツ〜
「あー…、俊哉に頼まれたんだ」

え?アイツ⁈なんで?

「今、なんでって思ったでしょ?萌ちゃんは顔にでるからわかりやすいな」

う…なんでわかるんだろ?私そんなに顔にでていたのかなぁ。
「仕方ないなぁ、特別に教えてあげる!あ、絶対俊哉には内緒だからね」
シーっと人差し指をたてて本条くんはいった

「資料作りは俊哉1人でやるって、それで俊哉は『アイツが1人で大変だから手伝って来い』って言われて来たわけ。アイツ命令口調で冷たいけど、萌ちゃんのコトすごく心配に思ってるんだよ。萌ちゃんはしっかりしているけどたまに抜けているところがあるからね」

へぇー…アイツってそう思っているんだ
しかも、アイツの方が私より大変な仕事をしているのに…
アイツなりの優しさに少しドキッとする

ってかなんで私ドキッとしているの?
おかしくない?だって、私あいつのコト嫌いなんだよ

よくわからないまま、2人で生徒会室へ向かった

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