絶対に好きじゃない!!!!!!!!〜大っ嫌いなアイツ〜
今日も俺は大忙し、パソコンに数字を打ち込んだり…いろいろ…会長ってこんなに大変だったのか?

カタカタと静かなパソコン室に響くキーボードの音

今日は奏多は用事で来れないらしい
アイツも生徒会室で1人で仕事をしているだろう

もうすぐ仕事終わるから様子見に行ってやるか


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「終わったなさぁ、行くか」

パソコン室に鍵をかけて生徒会室へ向かった


「あー、なにがすぐ終わるってだよ…全然終わらない…」

ドアに手をかけた時にアイツの呟きが聞こえてくる

ガラガラーーとドアを開けるとアイツがビックリしたような顔でコッチを見てくる

「終わったから仕方なく様子みに来たんだよ」

まぁ、本音は少しだけ心配だから来たんだけどな

俺はその辺にあった椅子に座りホッチキスを手に取る

「手伝ってくれるの?」

「あたりめぇだろ!一応会長だからな」

二カッと笑って取り掛かろうとする

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