アイシテルノジュモン【短篇】



こどもがお気に入りのおもちゃを捨てられない。



それとかわらぬだけの存在。



「別れよう」



告げた私に彼は怒った。



今までに無い激しさで、綺麗な顔を歪ませて。


その痛みに声をあげることもできず……


ぼろぼろになっていく私。


降りつづける痛みの嵐。



それがやむころ……嗚咽混じりに謝罪の声が聞こえた。




アイシテル

アイシテル



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