私が恋した男(旧題:ナツコイ~海男と都会男~)
私たちはカウンター席に座り、三斗さんは私たちの分の飲み物を作るとそっとグラスを置いた。
茜はオレンジジュースがベースになっているバレンシア、私には濃いめのオレンジ色にパイナップルやサクランボががついているカクテルだった。
「麻衣ちゃんのイメージとして、シンガポール・スリングを」
「ありがとうございます」
「麻衣、お疲れさーん」
「うん、お疲れ~」
私と茜はグラスをカチンっとつけてカクテルを飲むと、私が飲んだシンガポール・スリングはジンと砂糖、ほんの少しレモンぽい味がして、とても爽やかで飲みやすい。
「麻衣ってさ、今度の新しい部署ってどんなところ?」
「新しい部署ってねー…」
私たちはカクテルとおつまみと共に、久しぶりの女子会トークをし始めた。
「へぇ~、いきなりの異動だったんだね」
「そうなの。ずっとファッション部でやっていきたかったんだよね」
「ねぇねぇ、その上司って人かっこいい?」
「茜ってば…」
「私がいる受付なんて女子が多いし、他の部署の方がイケメンが多いもん」
茜はふて腐れながら、カクテルをグイッと飲む。
茜はオレンジジュースがベースになっているバレンシア、私には濃いめのオレンジ色にパイナップルやサクランボががついているカクテルだった。
「麻衣ちゃんのイメージとして、シンガポール・スリングを」
「ありがとうございます」
「麻衣、お疲れさーん」
「うん、お疲れ~」
私と茜はグラスをカチンっとつけてカクテルを飲むと、私が飲んだシンガポール・スリングはジンと砂糖、ほんの少しレモンぽい味がして、とても爽やかで飲みやすい。
「麻衣ってさ、今度の新しい部署ってどんなところ?」
「新しい部署ってねー…」
私たちはカクテルとおつまみと共に、久しぶりの女子会トークをし始めた。
「へぇ~、いきなりの異動だったんだね」
「そうなの。ずっとファッション部でやっていきたかったんだよね」
「ねぇねぇ、その上司って人かっこいい?」
「茜ってば…」
「私がいる受付なんて女子が多いし、他の部署の方がイケメンが多いもん」
茜はふて腐れながら、カクテルをグイッと飲む。