俺の妹が可愛すぎて。


ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ、ダメッ!!


俺は首をブンブン横に振った。


風馬なんかのマセガキエロ野郎に挑発されてどうする……

平常心を保て、俺。


そう自分に言い聞かせて、とりあえず布団からチラッと見える優花の足をこそばすことにした。


スベスベで小さな優花の足の裏を指でコチョコチョすると、案の定こそばゆかったのか、優花の足はシャッと素早く布団の中へと逃げた。


想像はしていたものの、その優花の反応が面白くて笑いを堪えるのが難しかった。

次に俺は優花の手に回った。


無防備に布団から飛び出した手のひらを、さっきみたいにコチョコチョすると、今度は「……ふふ」と小さく笑う優花の声が聞こえた。


起きたのかと顔を見たが、相変わらず優花はスースーと気持ちよさそうな寝息を立てている。


「……マジか。全然、起きねぇじゃん」


優花をイジることが面白くなってきた俺は、次は優花の顔をイジることにした。


透明感のある白くて柔らかそうな頬。


起きてる時には決して触れられないその頬に、人差し指をプニッと押し当てた。


少し潰れた優花の頬が可愛くてたまらない。


やっべぇ……優花触んの、楽しい(笑)


優花が全然起きないから、やりたい放題の俺。


ほっぺや鼻や耳を一通りプニプニ触って、次に優花の唇に人差し指の先を少しだけ触れさせた。


小さくて、ピンク色で柔らかそうな優花の唇。


人差し指の先で二回くらい優しくプニプニ押していると、


『キスでもエッチでもやりたい放題!』


風馬の魔の言葉が、俺の頭ん中で何度もリピートされた。


< 144 / 315 >

この作品をシェア

pagetop