俺の妹が可愛すぎて。
今度は俺がポカンとさせられたけど、顔を赤らめて恥ずかしそうに気まずそうに訊く優花が可愛くて、また俺のSが発動した。
「……透子ちゃんがね……付き合ってるときに、ユキちゃんを一度部屋にいれたことがあるって言ってて……特に何をしたのかとか…教えてくれなくて……」
……透子もイジワルだな。
「……部屋って……例えば…こうして、二人きりでしょ…?……だから……もしかしてって……」
ちょっとだけ悲しそうに下を向いた優花
の頬に優しく触れると、優花はすこしだけピクンと跳ねる。
「……部屋で何したと思う?」
S、発動中。
焦らします。
「………キス…?」
「……ううん」
キスじゃなかったら、それ以上のことなのかと顔を上げた優花は半泣き状態。
あ〜……可愛いすぎてもっとイジメたい…。
「……なんだと思う?キス以外のこと」
頬に触れてた手に、優花の涙が零れ落ちた。
あー…泣いちゃった。
可哀想だから、もうバラしちゃう?
でもこのS、なかなか停止しなさそう。
「……嘘。ごめん、優花イジメたくなったから焦らしただけ。何にもしてねぇよ、透子とは」
そう言うと、また潤んだ目で俺を見上げるから、やっぱりSは停止なんかしない。
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