俺の妹が可愛すぎて。


「……ほんと?」

「……うん、ほんと。部屋でしたのは、別れ話。…それだけ」


そう言うと、少しホッとしたような表情見せるからまた笑ってしまう。


「……なに、想像してたんだよ?俺と透子が部屋で何してたのかと思ったの?」



そう訊くと、またモジモジし出すからまたSが再起動。



「……ん……えっ……と……」

「……優花のエッチ。エッチなこと考えてたんじゃん」

「ち、違うもん!」

「……じゃあ何?…言ってみ?」

「…………っ〜…」


言葉にならない様子の優花に「ほら、やっぱ優花エッチじゃん」って笑うと、優花は顔を真っ赤にして俯いた。


「……だって……ユキちゃんが悪いんだもん…」

「え?…なんで俺のせいなんだよ」


そう訊くと、優花が恥ずかしそうに言った言葉に俺のSは急加速した。

多分、ブレーキ効かないくらい。



「……ユキちゃんとキスしたり、ユキちゃんにおでこや首にキスされると…胸が熱くて苦しくなる…。でも…それが心地よくて…本当にユキちゃんが好きって叫びたくなるくらい…熱くなるの。

……ユキちゃんになら、なにをされても、いい…って。
……ユキちゃんのことばっかり…考えちゃうの」


そう優花が俺の目を見た瞬間、俺は少し強引気味に優花の唇に触れた。


「……っん……んっ」



可愛すぎて、愛しすぎる優花をたまに壊したくなるくらい乱暴に愛したくなるときがある。


大事にしたい。


大切にしたい。


その気持ちが大き過ぎて、

たまに気持ちが乱暴になる。


それをいつも俺は

優花のせいにする。


優花が可愛すぎるから。


全部、優花のせい。




< 310 / 315 >

この作品をシェア

pagetop