かけがえのないmemory's
私は学校に通うために、いつも桜川で電車に乗り換えしている。

いつも私と同じ電車に乗る男子高校生がいたんだ。

その高校生は雰囲気が普通の人とは違くて、でも目が誰よりも綺麗だったんだ。

それが君の第1印象だった。

友だちである愛香と電車の話題になったときに


「電車で隣の学校の人がいるんだけど、かっこいいよね」

「私も実は電車で気になっている人がいるんだよね」

「そうなんだ。どんな人?」

「目が輝いていて綺麗なの。女の子みたいなんだ」

「じゃあ、ひとみちゃんだね」

「ひとみくんです!」

それで君のあだ名になったんだ。
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