純愛関係図―It is not love―
――高校の卒業アルバムに挟んであった、高校の卒業式前日に書いたポエムのようなもの。
引っ越しの準備をしていたらこのアルバムが目に入り、思わず見てしまった。
懐かしいな。
そうそう。
青春してたな、私。
大学をもうすぐ卒業する私からすれば、
あの頃が一番輝かしい恋をしていた、青春だったな。
目を閉じれば、うっすらと浮かぶ。
あの頃の真っ直ぐな想いと、絡み合った関係。
すっかり思い出になってしまうくらい時間が経ってしまったんだと、少し悲しい気持ちになる。
それにしても恥ずかしいな。
よく高校時代の私は平気でこんなこと書けたなぁ。
ちょっと褒めてあげたい気分だ。
……アルバムとかあるとどうしても見ちゃって準備がなかなか進まない。
だけど。
どうしてか気になっちゃうんだよね。